リピーターは果たして付くのか?

リピーターは果たしてつくのか?

【リピーターは果たしてつくのか?】

 

店舗にとっての問題はこの赤字分をどのように回収していくのか?ということになるが、これには2つの要素が重要になってくる。

 

それは

 

・店舗のサービスの質

 

・Gのチケットを買うユーザーの質

 

結論から言うと、どちらが欠けてもリピーターの数は間違いなく非常に少なくなる。
そのため、全体的に見ると効果に対し満足している店舗は少ない。

 

※最も営業マンは、「6〜7割の掲載店舗は2回以上掲載してますよー。」「非常に店舗様にとって効果は高いんですよ」といっているが、その9割は、一回掲載では思ったより売れず、微妙にメニューを変えて店舗にお願いして出しているのが現状。

 

 

順番に見ていこう。

 

店舗のサービスの質

 

これに関しては、クーポンサイトは全く関係ない。
にもかかわらず、リピータがつかないのをクーポンサイトのせいにする店舗は実際ある。
※最も「そんな店を掲載してんじゃねー」といわれればそれまでだが、あの薄給では自腹でサービスの良さを確かめるのは無理(涙)

 

大量に集客したとしても、店舗のサービスが気に入れられなければ全くリピーターはつかない。
こういう店舗がGを利用すると当然やっても無駄である。リピーターは皆無。こういう店舗はやっても意味が無いと騒ぎ立てるわけだ。

 

※とはいっても店舗のサービスが悪いのか、クーポン購入者の質が悪いのかを確かめるすべはないが・・・

 

集客力があり、クーポン購入者に確実に来店してもらい認知はされるため、そこで低レベルなサービスを提供してしまうと、考えている以上に悪い評判が広がります。
良い意味でも悪い意味でも加速装置ともいえるので、注意が必要。

 

 

 

・クーポン購入者の質

 

実際、営業先でよく言われたのもこれである。

 

実際、営業トークとしては
「クレジットカードで決済していますので、そんな変なお客さんは来ませんよ。
クレジットカード持っている人で、そんなお金ない人もいないじゃないですか?」
といつも言っていたが、クレジットカードの現金化が問題になる時代によくぬけぬけといえたもんだと思う。(笑)

 

とはいえ、クーポンメニューにもよるところが大きいが、掲載店舗さんの話を聞いてみると、心配するほど変なお客さんはいないというのが私の実感である。

 

店舗にヒアリングしても、「思った以上に普通のお客さんばかりでびっくりした」との声が実際多い。

 

とはいえ確かにクーポンでしかこない人も確実にいる。
クーポンの内容次第では、クーポンピッカーの比率はかなり高まることは確かである。

 

 

ただその反面、かなり期待値の高い、優良顧客候補もいることは確か。

 

 

ただピンポイントの集客はクーポンサイトには全く向かないため、「どういう客を集客したいのか」を明確化しても難しいという現実がある。
※これにはきちんとした理由がある。
>クーポンサイト側はだれそれかまわずクーポンをできるだけ販売したい。
例えばヘアサロンが50代の客層を集客したいとする。メニューとして「カット+白髪染め」で集客を図ろうとする。
この場合、残念ながら店舗とクーポン会社では明らかに利害は一致しない。白髪染めクーポンは明らかに枚数ベースで考えると売れない。クーポンサイトは嫌がる。その反面、店舗からすると」これ以上ない効率的なプロモーションである。
これは社内の日割り予算の弊害である。これは非常に重要な点なので「営業マンの行動習性」を必ず読むべし

 

クーポンサイトの広告として優れた点の一つはクーポンメニュー次第で、ある程度は呼び込む客層をコントロールできるところにある。

 

店舗からするとニッチで高価なメニューのほうが、高単価で、店にマッチした客層を呼び込めるが、クーポン会社側は、もっと万人受けするメニューにこだわる。クーポンが売れるからである。

 

ここに店舗とクーポンサイト間で利益相反が存在する。

 

万人受けするメニュー集客は見込めるが、当然店舗側の広告としての費用対効果は確実に落ちる。
(一見客が確実に増えるため)

 

クーポンサイトの営業マンの言いなりになって出したクーポンでは、集客こそはできるが、
リピータ率の悪い非効率なプロモーションに極めてなりやすい。