グルーポンで出た赤字の妥当性

グルーポンで出る赤字の妥当性

【赤字の妥当性の考え方】

 

 

私自身、営業先で幾度と無く言われたこと、「150円の赤字で誰がやるの」?という疑問と、
この赤字分の広告費としての妥当性について考えてみよう。

 

※内容が微妙に野暮ったくなりますのでここからはゆっくり読んでください。

 

 

例えば1000枚クーポンが売れたとする。
先の飲食店の例でそのまま話を進めますと

 

この場合▲150円 X 1000枚で=15万円の赤字です。

 

これでかなり引かれる方もいらっしゃるのですが、集客リスク無しで15万円で1000人集客し、認知してもらえる広告媒体は今のところほかにありません。
(もちろん無料のテレビや、雑誌などの特集などは除いて。)

 

これは従来の広告媒体と比べると、(あくまで頭数だけで考えてみると)非常に低コストです。

 

仮に1000人を集客し、その1000人すべてが新規客であったとする。(現実的にそのようなことはまずありませんが・・・)
そのうち100人に気に入って(つまりリピート率10%)少なくとも1回来てもらえたとします。

 

その100人が平均顧客単価である2500円使ってくれたとしよう。
すると25万円の売り上げが立ち、原価率30%で計算すると、

 

100人 X 2500円 X 70% = 175000円

 

 

17.5万円の粗利を得ることができることになる。
すると(もちろんリピーター率、平均客単価、原価率はあくまで仮定ではあるが・・・

 

17.5万(リピーターによる獲得粗利益) − 15万(赤字分)
=2.5万円の利益になる。

 

その上、その100人の中で何回も来るヘビーユーザーもいるでしょ?となれば、当然もっと大きな利益になるんじゃないですか?というのがクーポンサイトに掲載する上での基本的な考え方である。

 

※ちなみにこの計算では直接材料費しか計算に入れていない。
家賃や、光熱費等は客が来ようが来まいが、かかる固定費とみなしているからである。
余談だが、一度、固定費と変動費の違いがつかない美容院オーナーと商談したが非常に苦労したのを覚えている。

 

 

重要なのはあなたの店舗のリピート率である。
これが低いのであれば掲載する意味は全く無い。
リピート率が高ければ、1回目の赤字分は大きくなっても取り返せる。

 

 

上記の解説を見て意味がわからないという店長さんやオーナー様は間違いなくGを利用するのはやめておいたほうが良い。

 

理由は簡単で、固定費と変動費の違いもわからない人はクーポンサイトをやるメリットは皆目検討つかないでしょうし、掲載しても、営業に食い物にされてしまうからです。
(再掲載を無理やり薦められて常にキャパシティ一杯にされます。これについては、「裏事情編」にて詳しく後述します)